耐震性をアップさせて災害に強い家に!リフォームでもできる地震に強い家づくりについて解説

こちらの記事では、万が一の地震に備えて、耐震リフォームを行うための基礎知識やお役立ち情報について紹介しています。
新築でないと対策ができないのではないかと思われがちですが、意外にも既存の建物でも弱い部分を補強することで災害に強い住宅に出来ます。
また、この改修によって住宅の資産価値もアップさせられるといったメリットについても詳しく解説しています。
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耐震性をアップさせて災害に強い家に!リフォームでもできる地震に強い家づくりについて解説
- 断熱性アップのリフォームをするメリット
- リフォーム費用の耐用年数と減価償却
- 暮らしやすさの幅を広げるリフォームの可能性
- 空間を上手に使うリフォームで収納力アップ
- リフォームにおける老後を想定したアレンジ
- リフォームを検討するなら住んでいる地域の補助金制度を調べてみて!
- マイホームのリフォームのタイミングについて
- リフォームを行うなら自社施工の業者を利用しよう
- リフォームするなら意見も導入してくれるところを選ぶ
- 水回りのリフォームをする際に注意したいポイント
- リフォームをする際には耐震診断も受けましょう
- 家全体を丸ごとフルリフォームする際にかかる費用
- 理想的なリフォームに欠かせない提案力の重要性
- リフォームはまとめて行うのが賢明である理由
耐震性をアップさせて災害に強い家に!リフォームでもできる地震に強い家づくりについて解説
近年は日本各地で大きな地震が頻発しており、今後マイホームに被害は及ばないか不安に思っているという方も少なくはないでしょう。
その中で意識が高まっているのが住宅の耐震性です。
耐震住宅にするには新築でなければ対応できないのではないかと思われがちですが、実は地震に耐え得るようにリフォームする事が出来ます。
弱い部分を補強することでより強度を持たせて、万が一地震の強い揺れが加わっても倒壊しないようにリフォームします。
断熱性アップのリフォームをするメリット
断熱性を高めるリフォームによって得られるメリットは、大きく分けて3つあります。
1つ目は冷暖房の効率が上がることです。
同じ室温でも、壁や床の表面温度によって4度ほど体感温度に差が生じるとされています。
断熱リフォームを行うと外気が室内に入り込みにくくなるほか、室内の温度も一定になります。
冷えや暑さを感じさせないような夏でも冬でも快適に過ごせる住まいが手に入るでしょう。
また、冷暖房効率の向上は電気代の節約にもつながります。
2つ目は家族の健康を守ることです。
冬の浴室と脱衣所など、急激な温度差が原因で身体に負担がかかって発症するヒートショックのような、健康面でのリスクを回避することが出来るでしょう。
3つ目は結露やカビの発生を抑えることです。
結露やカビが発生してしまう原因は、外部と室内の温度差だとされています。
温度差を緩和できるよう工夫しながらリフォームを実施すると、結露やカビを予防することが可能です。
リフォーム費用の耐用年数と減価償却
リフォーム費用の耐用年数は、資産を使える期間として国が定めた年数のことで、建物の構造で違い住宅用だと鉄筋コンクリート造は47年・木造や合成樹脂造は22年、木骨モルタル造は20年です。
また、減価償却は住宅などの資産は使い続けると価値が減少しますが、そのような資産の取得などにかかった費用を一括で経費としないで複数年にわたり分割で経費計上する仕組みです。
時間経過で価値が減少する建物・機械装置などが対象で土地や骨とう品などの価値が下がらないものは対象外です。
建物のリフォームをすると耐用年数が変わることもあり、傷の補修・クロスの貼り替えなど小規模なら必要ありません。
ただ、増改築・大規模なリノベーション・スケルトンなど建物価値が高くなる場合では新築と同じような減価償却を行う必要があります。
例えば築30年の鉄筋コンクリート造りの建物を全て改築した場合だと、費用は残りの17年ではなく新築と同じ47年となります。
暮らしやすさの幅を広げるリフォームの可能性
家庭やその生活スタイルによって、暮らしやすさの基準はそれぞれ異なります。
リフォームによって各家庭の暮らしやすさの可能性を広げるには、間取りを意識することが大事です。
子供が小さかったり夫婦が共働きだったりで忙しい場合は回遊性を意識しましょう。
たとえばLDKであれば、中央にキッチンを配して、色んな方向から配膳ができるようにするのが望ましいです。
洗面所や洗濯機のあるフロアに複数の箇所から入れるようにしておくことも、家事の効率アップに繋がります。
収納スペースは、生活動線の上や特定の行動に連動した場所に配置するのも良い方法です。
部屋から遠い階段の下に大きな収納を作るのではなく、浴室の前の空間にバス用品やタオルを収納できるようにします。
部屋の広さ・レイアウトだけでなく、縦の空間を意識することも大切です。
もし階段が全体的に暗いのであれば、天窓を設けるといった工夫をしましょう。
リフォームによる自然な採光で、快適さが向上する例です。
空間を上手に使うリフォームで収納力アップ
狭い住宅でも空間を上手に使うリフォームをすれば、収納力をアップさせることができます。
リフォームで増やせる収納はさまざまな部分があります。
狭い住宅であればデッドスペースになりやすい階段下がおすすめです。
掃除機などの掃除道具や物置に活用できます。
ただし、階段の形状によっては物を収めるスペースが少なくなってしまったり、入口が狭くなったり、天井が低くなるなど使い勝手が悪くなってしまうため注意します。
床下も使うことができます。
キッチン・洗面所・小上がりなどに設けることができます。
床下は冷たくて暗いため保存食などを保管するのに適しています。
戸建てなら点検口として使うことができ、普段使わない物を収納する場所として活用されることも多いです。
キッチンであれば缶詰や調味料の買い置き、使わないキッチンアイテムなどを入れられます。
洗面所なら洗剤・シャンプー・石鹸の詰め替え用のものなどを収められます。
リフォームにおける老後を想定したアレンジ
リフォームの一般的な目的とは劣化した住まいの修繕です。
新築のような状態を目指して回復されることが基本ですが、別のアレンジを加えることも不可能ではありません。
近年になって増えているのは老後を想定して過ごしやすい環境にすることです。
たとえば、部屋と廊下の段差をなくすことで、足腰が弱くなったときも移動しやすくなります。
階段の手すりを蛇腹タイプに変えることで、掴みやすく工夫を取り入れることも多くなりました。
浴室に関しても段差の除去や手すりの設置によって、宅内事故が起こることを未然に防げる可能性が高まります。
リフォームするタイミングによりますが、50代以降に実施するならバリアフリーを導入するのが得策です。
以前は珍しいコンセプトでしたが、高齢化社会に突入したことで傾向は大きく変わりました。
どの工務店やハウスメーカーでも、たいていの場合は対応が可能です。
プランも充実しているため、自分の理想に合ったものを選択できるでしょう。
リフォームを検討するなら住んでいる地域の補助金制度を調べてみて!
結婚して家族が増えたり、離れて暮らしていた親と同居することになったりと、人生のステージによって住まいは変わってきます。
そのときふと家のリフォームをしようかなと考えるときがあるのではないでしょうか。
リフォームの話が具体的にまとまり、さあ建築会社に見積もりをして貰おうという方、もしかしたら住んでいる地域でリフォームの補助金制度が使えるかもしれません。
住んでいる地域(区、市町村)の広報に、リフォームの補助金の情報が載っていることがあります。
3世代の家族が対象、引っ越して来た方対象など、補助される金額が違う場合もあります。
50万以上の工事で20万補助される場合もありますので、住んでいる地域の広報には良く目を通すことお得になること間違いなしです。
同じ市内の建築会社が施工など条件もありますので、注意して調べてみましょう。
その年の年度初めから年度末が募集のくくりになるので、検討するなら年度初めがおすすめです。
マイホームのリフォームのタイミングについて
マイホームも10年以上経過すると、リフォーム工事を考えるかもしれません。
10年でも必要ないところも少なくないでしょうが、やはり気分的なものもあり、リフォーム工事を念頭に置くようになります。
まさにそのときがリフォーム工事のタイミングだと思ってもらうといいです。
リフォームを考えるということはそのときがタイミングですから、そこを逃がしてしまうと、後々になってしまうことはよくあります。
どこをどのようにしたいのか、金銭的なものもありますから勘案してから実行するようにしましょう。
またどこの会社にお願いするかも考えていきます。
数社から見積もりをお願いする方法もあります。
知り合いの会社に頼むこともあるかもしれません。
いずれにせよ快適な暮らしが出来る家づくりになってほしいのです。
一生暮らすわけですから後悔しないことが絶対条件です。
時間をよくかけていきながら、変更するべきところの家づくりを目指していきましょう。
リフォームを行うなら自社施工の業者を利用しよう
リフォームは、自社施工だと安心して任せることができます。
ほかの下請け業者を利用することで、費用が余計にかかるようになってしまいます。
金銭的に問題を感じるようになってしまうでしょう。
その点自社施工なら、他の業者を通すことがないため費用を抑えることが可能です。
お金の面で不安を感じている方も安心することができるでしょう。
また、自社でリフォームすることができれば、スタッフ同士の連絡もスムーズに行えます。
他社を通すことなく工事を行うことができれば、スタッフ同士の連絡もスムーズに行うことができ、必要な事項も確実に伝えることができます。
リフォームで満足したいという方も、その希望を叶えることができます。
リフォームを行うなら、自社で計画から工事まで行っている業者を選んでみると安心です。
そうすることで快適に利用することができますし、費用を安くすることも可能です。
工事を行う予定があるという人は、試してみるとよいです。
リフォームするなら意見も導入してくれるところを選ぶ
マンションにしても、一軒家にしてもそうですがある程度の年数住んでいると経年劣化も起こります。
特に顕著に出てくるのは水回りで、浴室であったりトイレ、洗面所やキッチンというのは何かしらのお直しが必要になることも多いです。
そういった時に、リフォームをするのであれば業者選びから始めることになりますが選ぶところ次第で満足度も変わってきます。
規格があり、それを入れるという物であればあまり変わらないかもしれませんが、サイズ的な所であったり細かい要望や意見がある場合はそれをうまくくんでくれるところを選ぶのがお勧めです。
口コミ評判というのも参考になりますし、リフォームをする際には選ぶ業者や工務店次第で決まると言っても過言ではありません。
満足度の高い所、そして後悔の無いようなところを選びたいのであれば情報リサーチをした上で失敗例なども参考にして選んでいく事をお勧めします。
まずはどちらにしても情報リサーチからです。
水回りのリフォームをする際に注意したいポイント
水回りのリフォームを計画するなら、まずは具体的な目的を明確にし、予算内で実行可能かどうかを確認しましょう。
一度リフォームをするとなると、あれこれと理想を詰め込みたくなってしまうものです。
しかし予算には限りがあるものですから、要望に優先順位を決めた上で、具体的なプランを考えていく必要があります。
キッチンやバスルーム、トイレなどのリフォームをする場合には、デザイン性だけでなく機能性や、使い勝手の良さについても重視したいものです。
デザイン性に優れていたとしても、生活動線やライフスタイルに合っていなければ、不便さを感じることになります。
とくにキッチンの場合、収納スペースの有無や作業スペースの位置が、使い勝手に大きく影響するでしょう。
普段の生活スタイルをイメージし、最適な設備環境について考えておくことが大切だといえます。
専門会社などに相談をして、プロのアドバイスを聞きながら、最適なリフォーム計画をたてましょう。
リフォームをする際には耐震診断も受けましょう
古くて汚れが目立つ家は住みにくいだけではなく危険が伴いますので、早めにリフォームをしてきれいで住みやすい空間にすることをお勧めいたします。
リフォームは、家全体あるいは・部分リフォームなどを選択することが出来ますのでご予算やご希望に合わせて選びましょう。
リフォームをすることで、きれいで快適な空間を作ることが来ますがぜひこの機会に耐震診断を受けて自分が住んでいる家が、地震に耐えられる家かどうかを専門家に見てもらうことは大切です。
ここ最近、日本では地震が頻繁に起きていますし今後近いうちに阪神淡路大震災・東日本大震災よりも大きな揺れを生じる大地震が発生するといわれています。
柱が弱い・筋交いが入っていない・土台が弱いといったような家はすぐに倒壊してしまう危険がありますので、必ず耐震新診断を受けて必要な個所は補強することは重要です。
診断をうけるの費用が発生しますがそれでも、安全のためにも大切といえます。
家全体を丸ごとフルリフォームする際にかかる費用
以前は住みやすくて快適と感じていた家は年月が経つにつれてだんだんと劣化して汚くなってきますし、自分たちの年齢も上がってきますので段差がつまずいて危険を感じることがあります。
では、そのような時にはどうしたらいいのでしょうか?そのような時には、思い切ってリフォームすることをお勧めいたします。
もし家全体をリフォームしたいという場合には、フルリフォームとなりますがその際に心配なのが費用のことです。
フルリフォームにかかる費用は家の大きさ、内容などによって大きく異なりますが、すべてのお部屋とキッチン・お風呂・トイレ・洗面所などの水回りも新しくする場合、3DKで25坪程度でしたら約1000万円から1500万円ほどは掛かるかもしれません。
もちろん、もう少し費用を抑えたいというのであれば、予算に合った工事をしてくれます。
まずは一度問い合わせるか相談してみるといいかもしれません。
依頼する際には、口コミなどを調べることが大切です。
理想的なリフォームに欠かせない提案力の重要性
リフォームの依頼先を検討する際、施工に関する提案力をチェックしましょう。
基本的な要望はこちらが伝えますが、具体的な仕様を検討するのは相手です。
それを提案してもらって了承すれば、いよいよ実際にリフォームがスタートします。
言い換えると、いっこうに了承できないレベルのままだと、いつまで経っても施工は始められません。
すぐ満足できるレベルの提案をしてもらえたら、いつでも施工を始められる状態になります。
とはいえ、契約までに提案力をしっかり見極めることは簡単ではありません。
信頼できると思って頼んだら、実は稚拙な提案しかしてこないケースもあります。
そのようなリスクをなくすには、担当者と綿密に打ち合わせをすることが重要です。
こちらから一方的に話すような展開が続いた場合、今後もあまり案を出してくれないかもしれません。
もちろん丁寧なヒアリングも大事ですが、プロならではの視点で素敵な提案を行えることも選定の材料になります。
リフォームはまとめて行うのが賢明である理由
リフォームはできるだけお金をかけたくないので、急を要する箇所だけしておこうと考えてしまいがちです。
しかしながら実際には、やるときはまとめてするほうがお得に済むケースが多いです。
例えば水回りのリフォームの場合も、浴槽や洗面所などまとめて一気に行うほうが賢いと言えます。
メーカーが同じであれば在庫の取り寄せも同時にできて、セット割引が効くこともあります。
また外部の外壁や屋根のリフォームに関しても一緒にしてしまえば、足場を作るのも1回で済むわけです。
今は外壁工事だけして屋根も気になるけれども1年後くらいにしようとなると、足場代が別々にかかります。
結局のところ同時期に行うほうが、費用も手間も1回分で良いのです。
ご近所の挨拶回りも、リフォームの度に行かなくてはなりません。
粗品もその都度用意するのは大変です。
違う箇所であってもひとまとめで工事すれば、挨拶回りの労力も少なくなるでしょう。
このようにさまざまな観点から見ても、工事は分けてしないほうが賢明と言えそうです。